【新唐人2013年06月20日付けニュース】去年年末、アメリカオレガン州の女性が中国製ハロウィングッズの中から、中国遼寧省馬三家強制労働収容所からの助けを求める手紙を発見したことでアメリカ社会の注意を引きました。近日、「ニューヨークタイムズ」紙が、この手紙を書いた男性を見つけ出し、取材を行いました。
去年、ハロウィングッズの中に隠されていた一通のＳＯＳ手紙が、アメリカ・オレゴン州のジュリー・キース（Julie Keith）さんによって発見されました。手紙の内容は、中国遼寧省馬三家強制労働収容所で起きている残酷な迫害を告発するもので、メディア各社の報道によって、アメリカで広く注目されました。6月12日、ニューヨークタイムズ紙が、この手紙を書いた男性―47歳の法輪功学習者・張さんにインタビューを行いました。
ニューヨークタイムズは「ここ数か月 中国では強制労働収容制度に関する、討論が公に行われ、益々多くの強制労働被害者が自分のストーリーを語り始めている」と報じています。
張さんによると、収容所に監禁されていたとき、二年余りの間で同じ手紙を20通ほど書いたそうです。手紙の中では、休日もないまま毎日15時間の強制労働を強いられ、日常的に拷問と虐待を受けていたことを訴えています。このことは馬三家女子労働収容所の拷問や虐待に続く、法輪功学習者に対する中国当局の迫害を更に裏付けるものとなりました。
北京の人権活動家 胡佳さん
「中国政府は1999年の法輪功への弾圧開始から、完全に法律を凌駕しています。『法輪功』と関連付けさえすれば、恣意的に迫害を行い、拷問を実施することができます」
人権団体は、中国共産党が法輪功学習者に対して犯した罪は、人類のボトムラインを遥かに超えたものだと非難し、無視してはならないと人々に呼びかけます。
中国良心の囚人後援会代表 蔡淑芳さん
「海外では臓器狩りに関する報道が多く見られます。中共の刑務所でどれほど、恐ろしい拷問が行われているか、益々多く暴露されています。このことがずっと存在してはなりません」
北京の人権活動家・胡佳（こか）さんも、罪深い中国の強制労働収容制度は徹底的に廃止すべきで、法輪功学習者への迫害も即時にストップさせなければならないと呼びかけます。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2013/06/14/a914023.html （中国語）
（翻訳/坂本 ナレーター/大口 映像編集/蒋）
